日々の些細な絵.
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2017年 10月 .

31日


■素敵な店主

アイビーに飾られし窓冬の服

28日 29日 30日


■肩寄せあう店

人情に心癒され秋の宵


■雨の中の老梅

臥竜梅(がりょうばい)ここに生き延び葉を燃やす


■川への路

秋深し景色と語る風の中

25日 26日 27日


■広瀬川流れる岸辺

我自由故に孤独の夜長かな


■日暮れの川

枯れ葉落ち辿り着きたる広瀬川


■崖の上の公園

銀杏を蹴飛ばし駆ける仙台っ子

22日 23日 24日


■街なかの旧宅

晩秋の雨似合う晩翠草堂(ばんすいそうどう)


■台風去る

人生の台風も去り光射し


■新しい光

秋の朝カバンを掛けた少女駆け

19日 20日 21日


■寂しげなタワー

東京(まち)を去る寂しさ希望秋の宵


■佇む灯篭

道に落つ一枚の葉秋思かな


■落ち葉ちらほら

チラホラと落ち葉歩道を彩りて

16日 17日 18日


■雨の夜道

懐の惜別の思い止まぬ秋雨(あめ)


佇む灯篭

道に落つ一枚の葉秋思かな


午後の陰影

行く秋や日陰日向の街の角

13日 14日 15日


祝い寿司

秋ガツオつまみにお猪口杯重ね


■秋の長雨

秋雨や雨の細さに傘たたみ


■メトロに乗って

蕎麦すする音心地よし秋雨の夜

10日 11日 12日


■国道のひとコマ

風運ぶ木犀の香や目で探す


■路地の一コマ

新涼や道に腹付け休む犬


■明るい日陰

爽やかや押印済ませ扉出で

7日 8日 9日


■フエンス向こうの夕空

いわし雲染まり散り散り駆ける子ら


■海辺の日暮れ

秋の夕水面に道を作りけり


■穏やかな休日

秋うらら木陰の影も揺れており

4日 5日 6日


■中秋の名月

名月や響き渡るやシャッター音


旅の入り口

旅人となりてメトロで巡る秋


■冷たい雨と温かな明かり

雨しのぐ夜寒の傘や肩すくめ

1日 2日 3日


■政宗の石垣

枯葉舞い枝駆け回るリスの影


滲む街の灯

秋雨やタオル被りて家路つき


■渋谷の空

人の波渋谷の空のいわし雲
 


+2017年 10月 .                                              .